常野一族という不思議な能力を持った人々にまつわるお話。
「光の帝国」は恩田作品の中でも特に好きな作品のひとつです。
そんな「光の帝国」の中の「オセロ・ゲーム」の続編です。
「あれ」に「裏返される」前に「裏返す」
日常のあちこちに隠れている「あれ」から身を守るため、
自分をそして家族を守るため戦い続ける母子のお話。
かなりぞくっとくる、でもただのホラーじゃない。
恩田作品の読後感が好きで、「六番目の小夜子」に続き
「光の帝国」を読んですっかり恩田陸にはまり
それ以降次々に手にとって読んでました。
「光の帝国」の中でも私にはちょっと異色に映った作品の続編ということで
図書館で借りるか迷いつつ、待てなくて購入しちゃいました。
通勤電車の行き帰り、2日間で読破しちゃいましたね〜。
私はもともと宮部みゆき作品が大好きでした。
昔は宮部さんも日常の中に異世界が混在しているお話が多かったのですが
最近は社会派ものや現実ものが多く、それはそれでいい作品なのですが
個人的には初期の頃の宮部作品の方が好きでした。
今回「エンドゲーム」を読んでいて、ふと自分が今、恩田陸を読んでいるのか
宮部みゆきを読んでいるのか、わからなくなる感覚がありました。
読後感がとても似ていました。初期の宮部の作品にとても似ている感じです。
といっても、宮部の方が作品がスキのない構成なっており、
すべてのパズルがきれいに解ける・・・そんな感じがしますが。
それに比べると恩田作品は どこかあやふやな部分もあるのですが
それは恩田作品が人の心の奥にあるもの、それに重点を置いているからかな、と思いました。
だからあやふやなんです。人のこころの謎が絶対解けないように。
お勧め度: ★★★★☆